からだ本来の姿、本来の貴方のからだ。

自然法則に適う

 

操体では、バランス現象とよく言います。それは何を示すのでしょうか?

からだのバランスを調整する鍵( カギ )は何といっても自然法則に適う生き方をすることではないか!と思うのです。


 

自然法則に適う生き方

それが”快適感覚”であり、美しいものを見る力を養うことであり、食事の取り方に後味の良さを味わい、 動く建物であるからだの意志、言葉を統制して心の意志というものを大事にすること。

時として己の欲求(アタマの要求)を抑え、バランスをとっていくこと。

ボディー( からだ )の歪みは世界であるから、そこに生き様・姿としての生き方が現れている。

歪みを正すということは、結果から原因を正していくことになるのですね。

”警告”という意味の疼痛( 症状 )や、病名( 疾患 )に関しては、原因を診る~それを無くすことになるのですが、 原因を無くしていくことは、歪みを正すのとイコールではないんです。

どうしてかと言えば、
その理由として”複雑に絡み合った原因”を一つ一つ対応していくことが難しいことのように思えるのです。

 

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目的

それならば、結果を見つめれば良いのではないだろうか?
しっかりとした”目的”があれば、それを見つめることが可能となってくるのです。

それは、操体でいうボディー(からだ)の歪みに注目することであり、 その人間の考え方や、自由意志に囚われることなく、”からだと対話していくこと”なのです。

これは最もシンプルですし、元々備わっている健康体としての”からだ”へ還っていく最短距離なのですネ。

持論、個人差・個体差によるものがあり、考慮しなくてはなりませんが、『 治すことまで関与するな 』と橋本敬三師は言っておられました。

そして、『 肩だけ痛いのなら肩だけ置いていけ!明日までに治しておくから 』と、焦る患者を落ち着かせて、 『治るという過程には理由がある、治し方にも責任がある、あまり早く治してはいけないのヨ』と言っていました。

だから焦ったり、頑張ったり、やり過ぎた原因を探ったりしなくても良いから、と悟していたのでしょう。

「いわゆる“ 目的 ”をはっきりさせることができるか。“ 目的 ”が分からなければ道筋も見えてこない。

目的は結果である。そして結果はボディーの歪みなのだ! 」と、三浦寛氏は言っておられます。

・・・ン、結果? 原因の間違いではないですか? と考えられた方も多いのではないでしょうか。

つらくなっている症状( 訴え )病状は、サイレンであって警告ですから、それ自体に問題がある訳ではないのです。

そして必要があってサイレンは鳴りますよネ。 そこに火事の元( 火の素 タネ )があるのですから、それは結果であり、ボディーの歪みと見立てるのです。

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