操体法とは、カラダが求める方向へ逃がし、身体全体の縮こまった筋肉・関節を元の状態へと導く手技療法です。マッサージ等とは異なり、患者自らが主体となり動きを表現し治していきます。
操体法を行なうにあたって当院から 三つのお願い事(注意点)がございます。
この三つの注意点を理解していただく事によって操体法をより身近なものと捉えることが出来るはずです。決して難しいものではございません。
1.痛みを我慢しないで下さい
操体法の考え方の一つとして ”痛みを伴なう施術に効果なし” とあります。
カラダを楽に動かして快適感覚を充分に味わってみて下さい。
その快適感覚こそがアナタのカラダを元に戻すのです。
「痛い方がやってもらった気がする、効果がありそうな気がする・・・・。」という考えは操体治療の間だけでも忘れてください。
逆にカラダを動かして痛みや違和感があるようでしたら施術者に遠慮なしに伝えて下さい。それが一番の近道ですから・・・。
2.踏ん張ったり、力まないで下さい
施術をするにあたり身体を動かして頂く事がございますが、その際に思いきり踏ん張ったり、力んだりしないで下さい。
そして何より ”呼吸すること” を絶対にやめないで下さい。
アナタの細胞一つ一つに酸素が必要です。
快適感覚部分に酸素を充分に与えてあげて下さい。
力んで呼吸を止めてしまいますと、筋線維がつれてしまうことがございますのでご注意下さい。
つれてきそうなときは呼吸を意識してみて下さい。
※ こちらが求める動きは決して大変なものではございません。
3.急な動きは避けて下さい
施術中に方向を変えて頂く事もございますが、その際にも慌てずゆっくりとカラダの自然な動きに沿って行動してください。
急な動きは身体にとって負担になるばかりか、現実の世界(緊張とストレス)に引き戻されてしまいます。
以上の三つは施術においても最も重要なポイントになります。
動きに関しては施術者がアナタの動きをゆっくりと導きますので、アナタはその声に従いゆっくりとカラダを動かして頂き、気持ちよさがあれば充分に味わって頂ければ良いのです。
今現在、緊張・不安等がおありでしょうが、まずは体験してみて下さい。
尚、操体法はひとりでもできるものがありますので、自宅でできればもっと快適な生活が送れることでしょう。不明な事は、何でも施術者に相談してください。