からだの歪みは千差万別、治し方なんてお答え出来ないのが実際のところ・・・。
「効くか効かぬか」自分に聞きながら、一緒に治しましょう。
体の治しかたマニュアル
このような物も操体法では必要としていません。
よく質問されるのは「○○が痛いのですがどうすれば治りますか?」ということです。
残念ながら操体法で治療しようと考えているならばお答え出来ません。
操体法には「この症例にはこの方法」と言う考え方は有りません。
その方の息・食・動・想・環境と同じ場面に居ないですから簡単にお答え出来ないのが本当のところ・・・。
「それでは当てずっぽうにやっているの?」これもなかなか難しい質問です。
操体と言う広い観点から快い方向にコントロールするお手伝いをしていますから、もちろん“当てずっぽう”では無いです。
多くの症例も体験していますし、学ぶことも休んでいません。
施術の中で一緒になって本人の体に聞いていきます。
なんとも表現しにくく誤解されやすいですが、“気持ちイイ”を感覚として捉えられるお手伝いをしています。
だれでも簡単に分かりそうなものですけど実際には体の“気持ちイイ”と言う言葉を聞き逃している方がほとんどです。
それを多くの経験や学ぶことから色んな手段を試して頂き“気持ちイイ”と言う感覚をつかんでもらうこと。
雲をつかむような話ですがそれがマニュアルです。
操体はカラダを治す方法と思われがちですが、橋本先生のお言葉の中には人生にとって大事なことも多くあります。
少なくとも私は「操体法」は人生を治す、人生の歪みを快い方向へ導く指導書(マニュアル)だと考えています。