からだ本来の姿、本来の貴方のからだ。

東京操体フォーラムブログ転載記事①

<春夏秋冬>
季節の無い国もあるなかで、季節のある国に生まれてきた。
四季を通じて感覚を磨いていける国に住んでいるのだ。
もしあなたが「操体法」を行う上で、四季を忘れているなら
季節を感じさせてみる、季節感を生かせるような、
四季折々の味わいある「操体法」を取り入れてみよう!
食べ物の秋になる前に、香りを意識して皮膚に相談すると
十数年ほど前、三浦理事長から聴いた文章がヒビいてきた。
「新しい真実は あなたが知らないうちに死んでしまう
 だから 機会があったら”急いで”行動しなさい。
 新しい考えは あなたにとって唯一のチャンスだ
 発達し 成長し ほんとうの自分らしさになれる
発達とは 君自身の考え方のいくつかを 
“ちょっとだけ”かえること 
 ”変えていくこと” それでいい」


<青春>
興奮冷めやらぬ状態で来たら、春をあげよう。
「足趾の操法Ⓡ」で柔らかな芽吹く若葉の裏側の如く。
<朱夏>
気分上下のあり過ぎた人には、夏をあげよう。
時の海にたゆたう様な間に、納まりゆく快が如く。
<白萩>
微睡みつつ減り張りの弱い感方には、秋をあげよう。
抵抗と楽をあたえず、介助と誘導を携えた快が如く
<玄冬>
今後の蓄積となり、冬本番を迎える前に提供しよう。
馥郁たる「皮膚感覚分析」伝統に則った「運動感覚分析」
滋味のある空間を介して、繋がっていく学びが如く
春夏秋冬の皮膚感で繋がり、皮膚感に流れているのだから、
蠢き、躍動し、変化納まらぬ時、息に生きている感覚。
松果体の振動、移り変わる内分泌腺、鼻腔と原始的感覚。
金木犀を嗅ぎながら、ヒグラシの過ぎし秋は更けゆく・・・。
             操快堂 岡村郁生