からだ本来の姿、本来の貴方のからだ。

東京操体フォーラムブログ転載記事⑥

<触れない治療の方法論②>
操体(法)の場合、そこに本人がいようといまいと、関係なく臨床を
通せることは、操体(法)を学ぶ上で十分なメリットになると思うので、
前回に引き続いてその方法をご説明いたします。
まず、ワタシ自身が最も大切に考えていることは、”愛”と”調和”です。
今回のブログのはじめに、少し不思議に思った方もいらっしゃるかも
しれないのですが、これをヒントにすると理解しやすくなるので、も
う一度大切なことを書いておきますね。
He(ヘリウム)原子を例に出しますと、原子核の中に陽子が二つと中
性子が二つあり、その原子核のまわりを二つの電子が回転しています。
これはHeの”原子”ですから、非常に安定した形を保っていられるわ
けですが、波動の意味における”直観物理”的な解釈をすると・・・。
波動の法則―宇宙からのメッセージ
作者: 足立育朗
出版社/メーカー: ナチュラルスピリット
・中性子=意識=調和となり、陽子=意志=愛となるのです。
この本の著者である足立育朗氏は、早稲田大学第一理工学部建築学科
を卒業されている建築科なので、本来は建築の設計を仕事にされてい
て、著書のなかで様々な”目に見えない”波動の不可思議を、そのまま
感じられたこととして書きとめているので、足立氏の見解と決めつけ
ず、波動にも偏見を持つことなく、一回読み通すことをお薦めします。


ワタシ自身が感じたのは、”空間”とは”波動”のプールみたいのも
ので、一定の周波数を合わせると受け取れるものが満ちているのです。
脳は中枢神経の大脳新皮質だけでなく、腸脳、皮膚脳、細胞脳も脳。
その集合体である「ヒト」が何かを考えるだけでも、多分相当な電気的
電地場の”エネルギーが生じる”のも事実と言えるわけです。
要するに、考えて創るプログラムには、一定エネルギーとして空間を
介して、ある一定の周波数をもつ波動(波動粒子的)が貫通するように
3次元で考えたプログラムを「ヒト」は、意識と意志の疎通が可能な段
階へ繋げるための「法則」を(つまり「操体」でいえば「般若身経」ですね)
通じて”元々は生まれていない自我”を少なくしているのです。
そうすると、橋本敬三師が語っている「自然法則」を感じとることも可
能となってくるので(師曰く「ホントかウソかやってみなさい」が有名)
そこで時間を飛び越え「4次元」に繋がり、あとは顕在意識を薄めてつ
つ(このプロセスでさえ「操体」を学んでいれば理解出来る!)、空間の
壁を越えて、相手の「からだ」の情報共有も可能となるので(=共感)、
言うなれば、「橋本敬三先生は、きもちのよさは本人きりわがんねぇ
って話していたけれど、そのウラで弟子には(相手の)きもちがいいっ
てこと、わがんのがプロだ・・・というカラクリも明かせるのですよ。
と、ココまでは如何でしょうか?(スッキリしたかしら?・・笑)
ココまでで、電話の先にいるクライアントの状況は”手を取るように”
感じられているはずですから、先ほど書いたように不快な情報を確認
して不快かどうか注意深く観察しながら「重心安定の法則」にのっとり、
こちらで「からだ」の要求してくる「快」を導いていくよう、適宜・適切
な指示を口頭で指導しつつ(意識での言葉かけ&介助&導誘)、クライ
アントの感覚を「からだ」を通して”ききわけて”頂きつつ、「からだ」の
要求が通る「快」をとおして、「からだ」が要求してくる「快感覚」を
充分に味わってもらうと同時に、こちらも「次元を超え」繋がりつつ・・
最高の気持ちよさという「間(=空間の快)」を味わう、ワケですね。
ちなみにワタシ自身が、波動と周波数、振動と量子力学的考察を深め
る為に役立った書籍をもう一つ紹介しておきますね。
量子力学が明らかにする存在、意志、生命の意味
作者: 山田廣成
出版社/メーカー: 光子研出版
著者山田廣成氏は、名古屋大学理学部物理学科を卒業後、同大学で原
子核工学研究科にて修士課程を経て、東大原子核研究所で核の構造を
研究して博士号を取られた後、立命館大学で量子力学の講義をされて
いた時に、「”電子”には”意志”がある」をテーゼとして講義された内容
を紐解いて書かれたのがこの著書なのです。(ね、面白そうでしょ!)
ともあれ、様々な”天然自然の法則”を学びつつ、この世界で生まれた
至福の愉快を味わえるのですから、マァ・・・学んで損はないのですヨ!
「なんでも入れることが可能」→「入れたら更に生かすことが可能」
それこそが、東京操体フォーラムで学んでいる「操体(法)」ですね。
ではでは、今日はこんなところで、ありがとうございます~。
                  操快堂 岡村郁生